2017年夏、腰椎手術。

腰椎すべり症と手術(脊椎後方固定術)の体験記です。※当ブログは個人的な体験記です。すべての記事に関して正確さを保証しません。ご不明な点はご自身で主治医や専門機関にお尋ねください。コメントは受け付けておりません。

発症から最初の診断まで

 

一番最初の異変は、2014年の夏頃だったのではないかと思う。

 

雨の日、道路傍の店の出入り口の鉄製のスロープがすべりやすくなっていた。

そこで足がすべりそうになり、咄嗟に力を入れて踏みとどまったのだが、そのときに左の外もも付近にピリっとした痛みを感じた。

本当にちょっとした痛みだし、よくあることだと思って気にしなかったのだが、なかなか痛みが取れない。しかし医者に行く程度でもないとなると放置してしまうものだ。

 

なんとなく放っておくうちに、歩くときに痛みが左脚だけでなく右脚に出るようになった。

やがて、朝、布団から起き上がるときに腰から右脚にかけて激痛が走るようになった。激痛は起床時だけだが、歩いているときの痛みはすでに日常になっている。

 

観念して受診しようと思い立ったのは、その年の初冬だった。

仕事帰りに、家に近いほうの駅の北側にNクリニックという整形外科があるのでそこへ行った。駅近で空いているのが好都合だった。

 

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レントゲンの結果、診断は「腰椎変性すべり症」。

腰椎がひとつずれているのだと。

何が原因かを聞くと「まぁ歳のせいですかね」とのこと。歳といわれるにはまだ早い気がしたが、そんなものかと思った。

 

そんなことより、治るまでどれくらいかかるか質問したときに、

「ずれてしまったものは治らないんですよねぇ」

と言われたことのほうがショックだった。

 

 

簡易的なコルセットを着けるよう指示される。

着けていると少し楽なのだが、ずっと着けっぱなしも良くないとのことで数日しか使っていない。

 

薬は鎮痛剤(ロキソニン)と胃薬と、血行を良くするはたらきがあるという薬を処方されたが、ロキソニンは胃薬を飲んでも胃が荒れるし、血行の薬のほうは効いている気がしなかった。

薬代が効果に見合わない気がして、通院は2回くらいでやめてしまった。

 

不思議なことだが、最初に左から始まった脚の痛みはその後ほぼ右脚に出るようになっていた。

痛い痛いと思いながら、努めて普通に歩いた。いかにも痛そうに歩くのは嫌だった。