すべり症の悪化と物理療法
Sクリニックは比較的新しいクリニックなのかもしれない。
こちらも駅に近く、どうやら人気があるらしい。行ってみたらとても混んでいた。
患者のほとんどは高齢者である。
レントゲンとCTを撮り診察を受けた結果、すべり症の程度がやや進んでいることがわかった。
前屈したときの腰椎の「ずれ」が腰椎の幅の4分の1程度、という説明だった(これがどの程度重篤なものなのかは私には不明だが)。
処方されたのは飲み薬のロキソニンと、ロキソニンの湿布薬だった。
それに加えて、リハビリも受けるように指導された。
牽引と、電気治療。仕事の都合で週に1度だが通ってみた。
牽引はそのときは腰が伸びた感じがして心地良いのだが、終わった後に痛みが強くなるような気がした。電気も1か月ほど続けたが効果が実感できないので4月は通っていない。
5月の診察で、牽引は痛みが出ると申告したら中止になり温熱療法に変更となった。
すでに本を読んで調べたりして、やはり手術しか根本的に治す方法はないのではないかと確信していた。問題はその時期だった。
仕事も夏までは比較的忙しい。また、プライベートでも大きなイベントも控えていて、できることなら秋まで待ちたいと考えていたのだが。
しかし悪化の方が早かった。急速な症状の悪化を自覚していた。