2017年夏、腰椎手術。

腰椎すべり症と手術(脊椎後方固定術)の体験記です。※当ブログは個人的な体験記です。すべての記事に関して正確さを保証しません。ご不明な点はご自身で主治医や専門機関にお尋ねください。コメントは受け付けておりません。

鼻腔内MRSAの除菌

直前の通院時に腰の体表面と鼻腔内の菌の検査をした。その際、

「バクトロバン鼻腔用軟膏2%」

という塗り薬を処方された。

手術の3日前から一日3回、鼻腔の奥に塗るように指示されている。

 

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手術中の感染予防とは聞いていたが、おくすり110番には次のように記載されている。以下、青字部分はサイトから抜粋。

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作用

【働き】

MRSAとは、「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」の略称です。ペニシリン系のメチシリンという抗生物質をはじめ、ほとんどの抗生物質が効かないやっかいな細菌です(耐性菌)。

健康な人がこの菌を持っていても、それ以上は増殖しないので、発病することはありません。けれど、体の抵抗力が落ちている人や、手術のあとにいったん感染すると、重症化し治りにくくなります。対策を怠ると、院内感染で広がることもあります。

このお薬は、MRSAによく効く特殊な抗菌薬です。鼻のなかに潜んでいるMRSAを除菌するのに用います。MRSA感染症発症の危険性の高い人や、そのような人に菌を移す可能性のある医療従事者(保菌者)が使用します。

 

注意

【使用にあたり】

・指示されたとおりに使用してください。ふつう、1日3回鼻腔内に塗布します。
・新たな耐性菌の発現を防ぐため、必要最小限の期間にとどめるようにします(3日間程度)。
・うがい、手洗いなど他の適切なMRSA感染対策を講じた上で使用します。そうでなければ、あまり意味がありません。

 

効能

【適応菌種】
ムピロシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)

【適応症】

次の患者及び個人の保菌する鼻腔内のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の除菌
MRSA感染症発症の危険性の高い免疫機能の低下状態にある患者(易感染患者)
・易感染患者から隔離することが困難な入院患者
・易感染患者に接する医療従事者

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MRSAの院内感染は怖い。この薬の使用がいかに重要かわかる。

 

それにしても「新たな耐性菌の発現を防ぐため、必要最小限の期間にとどめる」という点も、かなり重要なのではないか。

病院でも薬局でもそのような説明はなかったが。

チューブの容量も少ないので長期連用する危険性も少ないのだろうけれど・・・。

 

ともかく、調べておいてよかった、と思った。

ブログを書こうと思わなかったら調べなかったかもしれない。